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2014.11.20

日清戦争に見る日本武士道


以下は全て配信されたメルマガからの転載である。


「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成26年(2014)11月20日(木曜日)
      通巻第4400号

(読者の声2)貴誌4399号『日清戦争から120年の歳月が流れた』で「北洋艦隊司令の丁汝昌らは責任を取って自殺した。まだ彼らは恥を知っていた」と書かれました。
 丁汝昌が自殺したのは、日本海軍に降伏した後である。勝つ見込みが全くない状態でこれ以上部下たちを死なせたくなかったからであろう。
連合艦隊司令長官・伊東祐亨は、敗色濃厚な北洋艦隊司令丁汝昌に書簡を送り、「僕が誓って明治天皇の大度を担保すべし」と投降を呼びかけた。
丁汝昌は、兵と人民の命を助けてくれることを条件に降伏に応じた。伊東から「私が信頼するのは丁汝昌という一人物である」
との返事を受け取ると自室で毒杯を仰いだ。
丁提督の部下がその死を伊東に報告し、死骸を小舟に乗せて故郷まで運ばせてくれと懇願すると、伊東は烈火のごとく怒り、「断じてならぬ」と告げた。
港で没収した商船を用い、余裕があれば清国の戦闘員も乗せて帰還させるように伝えた。
死骸を小舟に乗せて故郷まで運ばせてくれと懇願した丁提督の部下もひょっとして、伊東がどんな処罰をするかもしれない状況で意を決して申し出たのであろう。
 今次の尖閣諸島や小笠原諸島沖での中国漁船の動きとは大きくレベルが違う。清末にはまだあった誠という心が今の中国では失せてしまった。
   (ST生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)その場面を感動的に描いた名作は中村彰彦の『侍たちの海――小説伊東祐亨』(角川文庫)です。

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