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2015.07.16

内閣不信任案さえ出せない民主党・・・神聖な議場にプラカードとは低俗すぎる

以下は渡部亮次郎氏から配信から配信されたメルマガからの転載である。

                               
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極東の軍国主義に決定的な抑止力
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          杉浦 正章

安保法制9月成立が確定的に
 
70年続いた太平の世が日本に平和は天から降ってくるという「鼓腹撃壌
(こふくげきじょう)の気風をもたらしており、為政者は国際情勢を見極
めて時には国民に苦い薬を飲ませなければならないことがある。

それが岸信介の日米安保条約改定であり、安倍信三の安保法制である。捨
てておけば鼓腹撃壌の民は野党のデマゴーグに踊らされ、衆愚に陥り、日
本は軍国主義の近隣諸国の絶好の餌食になる。

集団的自衛権の導入が確定したことは、極東における軍事バランスに決定
的とも言える変化をもたらす。日米同盟の質は格段に高まり、時が満ちれ
ば尖閣諸島を自国に組み入れ太平洋の覇権を握ろうとする中国を思いとど
まらせ、北朝鮮には対日核ミサイル戦略の見直しを迫まることになろう。

韓国は集団的自衛権の行使が可能となったことで、朴槿恵はあらためて
「反日」路線が北に対峙(たいじ)するためには得策でないことを知る必
要がある。

首相・安倍晋三は参院段階でも2か月にわたり丁寧なる説明をする方針で
あり、やがては国民の理解も深まるだろう。

◇採決は民主主義の王道

15日の安保法制特別委は民主党議員がプラカードを掲げて委員長席に殺
到、まるで国会前のデモ隊が乱入したかのような様相を呈した。辻元清美
は昔の長屋のおかみさんのような金切り声を上げ、みっともなかった。

いずれも言論の府にはあるまじき振る舞いである。しかし民主党に腹が据
わっていれば、安倍内閣不信任案を上程するところであろうが、その度胸
もない。
党内は分裂状態に陥る恐れがあるし、解散されれば態勢が整っていない。
採決強行を民主党は民主主義の破壊と決めつけるが、自民党が公明党と共
に戦後6番目の長時間審議の末に、法案採決に踏み切ったのは、最後は多
数決で決めるという民主主義の王道を選んだものであり、国会運営に何ら
瑕疵(かし)はない。

民主党は3年の政権時代にくだらない法案で十数回の強行採決をしている
ではないか。自分のしてきたことを棚に上げてはならない。

◇対中包囲網に支柱

極東の安全保障環境を俯瞰(ふかん)すれば近隣諸国首脳は安保法制が極
東の安全保障にとって、極めて強い抑止力として作用するものであること
を理解しなければなるまい。

集団的自衛権の行使を容認した日本の存在は、日米同盟が北大西洋条約機
構(NATO)に匹敵する戦争抑止力となり得ることを物語るからだ。GDP1位
と3位の経済力の裏打ちがある上に、日本の海軍力は中国をしのぐとされ
ている。加えて日本と豪州は準同盟国的な関係となっている。

対中警戒心の強いインドも、いざという場合には日米豪準同盟に、参画す
る可能性が高い。要するに安保法制は海洋覇権を目指す中国に対する包囲
網にとって重要なる支柱の役割を果たすことになるのだ。

中国はその覇権戦略の見直しを迫られざるを得まい。軍部の独走もあって
東・南シナ海で傍若無人の振る舞いをしてきた中国は、今後艦船や航空機
に対するレーダー照射など日本を小馬鹿にした挑発行為は慎むだろう。

中国の新華社電は安保法制について「日本がいつでも必要に応じて自衛隊
を海外に派遣し、米軍など他国の軍隊に軍事支援を提供することを認める
内容だ」と伝えたが、この報道の中身は誤解があるにしても、報道自体は
独走する。中国軍部には戦慄が走ったに違いない。これが安倍の目指す戦
争抑止力なのだ。

◇北の核攻撃にどう対処する

一方、鼓腹撃壌の民に分かりやすく説明すれば、北の核戦略への影響であ
る。北は金正恩が指導者になって以来、軍国主義の道をひた走りに走って
おり、2013年には驚くべき宣言をしている。

同年4月10日、朝鮮労働党の機関紙は、「東京、大阪、横浜、名古屋、京
都には、全人口の3分の1ほどが暮らしている」と、5つの都市の名前を
具体的に挙げたうえで、「これは、日本の戦争持続能力が一撃で消滅する
可能性を示す。日本が戦争の火をつければ、日本列島全体が戦場に変わ
る」と核ミサイル攻撃を宣言したのだ。

これに先立ち横須賀、三沢、沖縄の米軍基地も核ミサイルで攻撃すると表
明している。要するにかつてのソ連ですらしたことがない露骨な「核攻撃
宣言」である。

鼓腹撃壌なるが故にノーテンキに東京でデモを行っている人達に、聞いて
みたい。北の核ミサイルは良くて、防御の態勢作りは反対なのか。曲学阿
世なる憲法学者やノーベル賞学者にも同じ質問をしたい。

こうした緊急事態に対処するには集団的自衛権の行使は不可欠なのだ。な
ぜなら北は日本を攻撃する前に米国のイージス艦を攻撃してその戦力を奪
おうとすることは目に見えている。

その際、日本が米艦を防御しなければ、米海軍は北の核ミサイル発射基地
を粉砕出来ないのだ。もちろん核ミサイルにはより精度の高い核ミサイル
で反撃が行われるから、北は事実上消滅するだろう。

そういう切迫した事態が起こらないと言えないのが刈り上げの指導者のい
る北朝鮮なのだ。鼓腹撃壌の民や左翼メディアは目を覚ませと言いたい。

◇朝日の社説は味噌汁で顔を洗え

その鼓腹撃壌を扇動するのは朝日など左傾化メディアだ。16日の朝日の社
説も鼓腹撃壌のトーンで貫かれている。見出しに「戦後の歩み覆す暴挙」
とあるが、これは70年平和でいられたのは朝日が先頭に立って反対した日
米安保条約改定が大きいことが全く分かっていない。

「中国の台頭はじめ、国際環境が変化していることは首相の言うとおり
だ」と初めて安倍の主張を認めたのはいいが「憲法改正の手続きを踏むこ
とが筋道」と結論づけている。

切迫した国際情勢を知っていながら、10年かかりかねない憲法の改正を悠
長にやれというのだ。これは大矛盾の最たるものだ。

集団的自衛権の限定行使は、日本がようやく普通の国に一歩近づいただけ
のことであり、やっと当たり前の国際常識のレベルに達したということだ。

国会の手続きは完璧であり、朝日の言う「法治国家の基盤が崩れる」事は
あり得ない。最後は多数決で決めるのが民主主義国家であり、論説子はお
みおつけで顔を洗って出直した方がいい。

       

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