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2015.08.17

選挙も民主主義も否定する朝日新聞

以下は全て産経新聞からの転載である。


【月刊正論】
メディア裏通信簿 朝日新聞、NHK… 報道をぶった切り 選挙も民主主義も否定する朝日新聞

※この記事は月刊正論9月号から転載しました。


朝日新聞が選挙を否定した! 安保法制反対で正体バレバレ

先生 やっぱり朝日新聞サマはすごいな。安保関連法案が衆議院を通過したけど、その直前の7月14日付の「天声人語」では、憲法解釈の変更がクーデターだと言い張っていた。 《軍隊は出てこなくても、これは一種のクーデターではないのかという批判がある。集団的自衛権を行使できるとした安倍政権の閣議決定のことである。最近では憲法学者の石川健治・東大教授が、雑誌「世界」で語っている▼集団的自衛権は憲法9条の下では行使できないとしてきたこれまでの政府見解を、百八十度ひっくり返す。国民に問うこともなく、あっさりと。これは「法秩序の連続性の破壊」であり、法学的にはクーデターだった、と。事の本質を突いているのではないか》

 過去の最高裁の憲法判断から逸脱しないように、ほんの少し解釈を変えただけなんだぜ。それを「法秩序の連続性の破壊」と言っているが、どう考えても「連続性の維持」だろ。どこがクーデターなんだ。

教授 確かに石川健治東大教授は世界8月号で、昨年7月1日に安倍内閣が、憲法解釈の変更をしたことについて「7・1の出来事はクーデターです」と語っていますね。しかし、昨年7月にクーデターが起きたとすれば、いまの国会で反対している野党議員も、そのクーデター体制下の国会議員ということになりますよ。

先生 過去の内閣が決めた憲法解釈を、新たに選挙で選ばれた政権が変えてはいけないなら、選挙をする意味がない。過去の内閣がアホな決定をしたら、その後、国民はどうしたら、その誤りを修正できるんだ。これは選挙の否定で、議会制民主主義の否定だぜ。

女史 朝日は、自分たちに気に入らない結果が出れば、国民の選挙すら否定しちゃうんだね。7月12日付の天声人語では選挙よりデモだって、書いてたよ。「柄谷行人さんは以前、3・11後の反原発デモに触れ、『人がデモをする社会』という文章を書いた。人々が主権者である社会は、選挙によってではなく、デモによってもたらされる、と。その流れは枯れることなく今に続く」だって。

 池田信夫さんがブログで、柄谷さんの文章は、ヒトラー独裁政権を正当化したカール・シュミットの発想だって、激しく突っ込んでた。(笑)

教授 確かに、この日の天声人語は「投票だけが国民の仕事ではない」「必要なら声を上げる」と、デモを煽っていますね。

先生 天声人語はもともと「天声」を「人」の言葉で「語」るというコラム。デモクラシーつまり「民衆の支配」ではなく、シオクラシー、すなわち「神聖な支配」なんだよ、自分たちが伝える「天の声」こそ真実であり、本来、民衆の声なんか、どうでもいいはず。保守思想にも民衆の暴政に対する警戒があるが、庶民の良識を重んじる。朝日は民衆の名を借りて、自分たちの独善的な主義主張をやりたいだけ。

女史 天声人語だけじゃなくて、朝日新聞自体が、最終的に多数決で決める民主主義を否定しているみたいよ。7月14日付の朝刊では「多数決、本当に民主的? 問題点考える動き、漫画・評論で」という記事が出てたよ。

編集者 最終的に多数決ではなく、何で決定するんですかね。

教授 デモじゃないですか(笑)。その反対デモも、そんなに国民が集まっているのか、疑問ですけどね。日比谷公園の野外音楽堂で反対集会開いた時、テレビで2万人とか1万5千人とか言っていましたが、大いに怪しいですよ。


女史 日比谷の野外音楽堂の収容人員は約3000人だもん。外にあふれているといっても、ネットで確認する限り、そんなにいるように見えなかったけどね。

教授 私がちょっと国会周辺のデモを見に行ったとき、上空にマスコミのものと思しきヘリが飛んでいたんですが、翌日の新聞には、航空写真がまったく載っていない。ピンポイントで、反対派が騒いでいる写真ばかりでした。

編集者 (笑)空から撮ったら、人がちっとも集まっていないのが丸分かりだから、報道するのをやめたんですかね。

先生 その夜のテレビ朝日系報道ステーションでは、日比谷で現場リポートをしたアナウンサーの小川彩佳が、「参加者にはお役所勤めの方もいらっしゃいました」と説明してたけど、それ官公労の組合員が来ているってことじゃないか。公務に励まず、デモをしているんだから立派だぜ。そんな一部の労組のメンバーが集まったデモが、国民の声といえんのか? 日本文化チャンネル桜などが中心になった賛成のデモは報道せず、反対デモばかり流しているし、どう見ても偏向報道だぜ。


ウソ報道に《ふるえる》若者たち

女史 衆院の特別委員会の採決の時、野党の暴れぶりは面白かったね。委員長を取り巻いて、横から紙は奪うわ、大声出すわ。

先生 民主党議員の長島昭久は「誰も暴力ふるってない」「委員長に食い下がったが、一指も触れてないです」とかツイッターに書き込んだけど、指一本触れなくても、あんなことしたら暴力も同然。「集団的自衛権の行使」は、最低限の自衛の範囲を超えた「武力の行使」だから違憲だと言っているけど、あいつらが、やっていることは、暴力の行使じゃないか。

女史 野党が「自民党、感じ悪いよね」というフリップを持ってテレビカメラに向かってPRしてたけど、委員会の審議よりテレビに映りたいだけじゃん。ちなみに「自民党、感じ悪いよね」というセリフは、ツイッターで流行らせようとした人たちがいたみたい。

先生 もともと地方創生担当相の石破茂が自分のグループの勉強会で、「『なんか自民、感じ悪いよね』と国民の意識が高まっていったときに危機を迎えるのが私の経験だ」と発言したのを、逆手に取ったんだろ。

教授 石破大臣は安保法案について「国民の理解が進んでいるかどうかは、各社の世論調査の通りで、まだ進んでいるとは言えない」と発言し、安倍晋三首相まで理解が進んでいないと認める事態となりましたね。

編集者 もちろん石破大臣は安保法案に反対ではなく、採決にも賛成なのに、野党が、それを切り口に「国民の理解が進んでいない」と攻め込んだんですよ。

先生 世論調査を見ると厳しい数字なのは事実。それを言ったまでなのに、野党側が「閣内不一致」と言ったり、一部保守派も「石破は裏切り者」と批判したりしてたが、ちょっと的外れかな。

教授 国民の「理解」が広がらないのは、なぜか。マスコミがウソばかり報道しているからです。戦争になるだとか、徴兵制になるだとか、そう印象づけるウソ報道のオンパレード。もちろん法案には、そんなこと、一言も書いていません。民主党は「いつかは徴兵制?募る不安。」というパンフレットを作成したそうですが、政党助成金という公費をもらっているのに、こんなアジテーションをやっていいのでしょうか。

先生 そういうのを聞いて「戦争したくなくてふるえる」とか、なんとか言って反対デモに参加する若者がいる。怒りで体が震えるんだったら、中国の人権弾圧に体を震わせろっての。拉致被害者を返さない北朝鮮に怒れよ。

教授 「戦争への道」「徴兵制になる」と聞かされれば、恐くて体も震えるかもしれませんが、それはウソですから(笑)。とにかく反対報道は、ウソが多い。

先生 7月12日のTBS系のサンデーモーニングで慶應大学教授の金子勝が、国会審議について「十分な審議時間というが、違憲の疑問に十分に答えていない」と訴えていた。しかし、左翼が言っているとおり法案が「違憲」だとして、審議時間が足りたら、違憲の法案が、違憲じゃなくなるのか? 奴らは結局、審議を引き延ばして潰したいだけで、国民の理解なんて関係ない。7月5日の放送では、安保法案反対の若者が増えてきたことを喜んで、浅井慎平が「若者は利己主義じゃない」「若者が気づいてくれたことは素晴らしい」と言ってたけど、「米軍には日本を守ってもらうけど、日本は集団的自衛権を行使できないので米軍は守りません」というのは究極の利己主義じゃないか。


益川さん、それはちょっと…

教授 若者だけではなく、学者もから騒ぎしていますね。7月15日付の朝日新聞朝刊には、改めて憲法を読み返したノーベル物理学賞の益川敏英さんが「同盟を作って戦争ができるなんて書いていない」と憤っている、とありました。益川さん、安保法案にもそんなことは書いていませんよ。

先生 益川は7月2日放送のTBS系のNewS23「戦争したくなくてふるえる」特集でも、憲法解釈を語っていたが、「論理的に言ったら、明らかにやりすぎている」「どう読んだって、あんな解釈出てこない」と言ってた。

教授 そんなこと言い始めたら、自衛隊だって出てきませんよ。

先生 「日本が戦争やりに行かなきゃいけない理由がわからない」とも言っていたが、「戦争をやりに行く」なんて、誰も言っていないだろ。この人、物理学では優れているのかもしれないが、憲法や法律や安全保障についてはド素人だろ。ただ、左翼的なことを言っているだけ。

女史 7月14日のNews23では、小林よしのりさんが出演してたね。ブログでもコテコテ左翼のキャスター、毎日新聞の岸井成格特別編集委員を「『ニュース23』がやはり岸井成格のきっぱりとした批判の口調が気持ち良くて一番だ」とベタぼめしてたよ。

教授 先月号でも少し言いましたが、いま安保法案に反対している憲法学者たちには、共産党の支持者が多くて、いまだに自衛隊が憲法違反だと考える人たちと、問題意識を共有しているのです。別にそれが悪いとは言いませんが、そういう現実はきちんと分かったうえで、議論をみるべきです。

先生 憲法学者だけが突出しているとも言える。国際法の専門家も、安全保障の専門家も、自衛隊員も安保法案の賛成派が多い。

教授 同志社大学の村田晃嗣学長が国会で「学者は憲法学者だけではない」と発言していましたが、その通りですよ。

先生 憲法学者はほかの法曹関係者からバカにされているよ。

編集者 必ずしも全員がそうとは限りませんよ。例えば百地章先生や八木秀次先生のように見識のある先生もいらっしゃいます。

先生 もちろん、そういう人も少数派としているが、俺が言っているのは、全体的な傾向の話。まず憲法学者はほとんど司法試験にも通っていないから、法曹資格を持つ人たちからは下に見られる。安保法案のとりまとめに貢献した自民党の高村正彦副総裁や公明党の北側一雄副代表は弁護士だぜ。憲法学はごく稀にある違憲訴訟を除くと法律の実務でほぼ使われないし、学者は左翼のイデオロギッシュな人ばかり。少なくとも現実の世の中と向き合ってこなかったのが、憲法学者の多くだよ。

教授 カンボジアのPKOに自衛隊を派遣する時も、多くの憲法学者たちは批判しましたが、現在、どうですか。自衛隊は感謝されていますよ。高村副総裁も言っていましたが、憲法学者の言う通りにしていたら、今日の日本はありませんよ。彼らは、現実の政治と憲法論争を完全に切り離していますが、櫻井よしこ氏が産経新聞で書いたように中国は日中境界線の海域にプラットホームを建設していたし、南シナ海でも軍事拠点を整備している。それなのに憲法学者はこういう現実も見ずに、ただ憲法9条2項だけを見て「違憲だ」と騒ぐ。これでいいのですか。

先生 法案の問題は憲法ではない。ただ、与党内の妥協で不十分になったことは確かだぜ。国際紛争で恒久的に自衛隊が他国軍を後方支援できるようにする国際平和支援法案も、自衛官の武器使用に制限がありすぎる。他国並みに武器使用できるようにしないと本当に身が危ない。「非戦闘地域」が活動対象だというが、そんな単純な分け方できるのか。7月3日のBSフジのプライムニュースで東京外国語大学教授の伊勢崎賢治が「僕が知る限り、現に戦闘が行われていない地域は基地の中だけ」と発言したけど、その通り。

女史 そういう実のある議論はないよね。ただ、「軍靴の音が聞こえてくる」とか、言うだけだもん。空耳だと思うけど。(笑)

教授 産経新聞1面コラム産経抄に書いていましたが、軍靴の音が聞こえてくるとしたら、首相官邸からではありません。中国から聞こえてきているんです。

先生 ネットの毎日新聞で読んだけど、瀬戸内寂聴が「戦争にどんどん近づいている」「今の日本の状態は、私が生きてきた昭和16、17年ごろの雰囲気」と発言してた。すると池田信夫がツイッターで「その時は『戦争に近づいてる』んじゃなくて真っ最中ですよ。おばあちゃん頭は大丈夫?」だって。笑ったな。


番組を見直されたら困る?

編集者 国立国会図書館がテレビやラジオ番組を録画・録音して保存する「放送アーカイブ」構想について、放送業界が「公権力によるメディア監視につながりかねない」と反発していると、6月30日付の毎日新聞朝刊に出ていましたが、そうでしょうか。

女史 毎日新聞取締役の小川一さんという人が「報道の自由を脅かす危険がある」とツイッターに書き込んでたけど、1度公共の電波にのったものを集めることが、なんで報道の自由を脅かすの? おかしいんじゃない。国会図書館では、過去の新聞が見られるけど、報道の自由を脅かしていることにならないよね。なんでテレビやラジオは、そうなるわけ?

先生 後から見直されたら困ることばかり放送してるからだよ。

教授 無責任に好き勝手なことを報道しているということの裏返しじゃないですか。放送業者は免許事業で、電波は公共物。責任を持って放送するのは当然です。

先生 テレビの話だと、日刊ゲンダイが頻繁にツイッターで安保法案反対のメディアを批判する首相補佐官、礒崎陽輔を「暇人なのか」と批判したことについて、東京ローカルのMX「5時に夢中」が取り上げ、礒崎批判をやった。この番組は極端な政治的意見から離れて、世相を斬るから面白かったのに、残念だ。「スピリチュアリスト」の江原啓之が誹謗してたが、政治ではなくスピリチュルやってろっての。

教授 礒崎補佐官のツイッターは、世界8月号「メディア批評」でも、揶揄されていましたね。

 先生 マツコ・デラックスと村上信五が出る日本テレビ系の「月曜から夜ふかし」は面白いけど、6月22日放送で、岡山県が図書館利用率全国1位だといって、その理由を閉鎖性だと紹介したのはいただけない。岡山県立図書館の凄さを分かってない。蔵書130万冊で、職員の質もいい。みんなが利用したがるのは当たり前。


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教授 日教組のホームページではWEB版「子ども応援便り」というサイトが読めるんですが、有名人がたくさん登場して、メッセージを出しています。最新号は西内まりやでした。その前は桐谷美玲、剛力彩芽が登場します。

編集者 日教組が芸能人を利用しているんですね。

教授 いまの若い人は、日教組も共産党も、どんな団体かよく知らないんですかね。

編集者 選挙権が18歳に拡大するのに、大丈夫でしょうか。

先生 NHKの土曜ドラマ「ちゃんぽん食べたか」は、さだまさしの自伝的作品が原作なんだけど、6月27日の放送で、高校生の主人公が配られるパンを目当てに、安保条約など何かよく分らないまま、反対デモに参加するシーンが出てくる。いまのデモに、そっくり。安保法案を読んだこともないのに参加する若者に、労組のしがらみで駆けつける組合員。パンほしさに行くのと変わらない。収録はかなり前だから偶然かもしれないが、いまのデモに対する皮肉ともとれる。NHKに座布団1枚!

女史 NHKスタッフのブログも面白いよ。「パンGETしたか~!」だって。完全にパン推しなんだよね。確信犯的にやってるのかも。

教授 人はパンのみに生きるんですかね(笑)

先生 さだまさしは長崎県出身だから、「ちゃんぽん食べたか~」と言っているわけ。長崎県にも米軍基地はあるけど反米的ではない。沖縄が反米なのは、基地のせいではなく、やっぱりメディアのせいなんじゃないか。

女史 でも、琉球新報の不動産広告には「軍用地買い取りします」「求む軍用地」とか、たくさん載ってるんだよね。反基地運動の新聞も、軍用地の地権者からたくさん広告料もらってんだよー。

教授 ビジネス反米ですか。

(文中一部敬称略)

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