« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »

2015年12月

2015.12.20

沖縄の真実の民意は・・・

以下は2015.12.20付産経新聞からの転載である。桜井女史の見解に同感である。

【書評】
ジャーナリスト・櫻井よしこが読む『翁長知事と沖縄メディア』仲新城誠著 「県民を不幸と悲惨の道に追いやる」と断じた著者の声は届くか


翁長知事と沖縄メディア(産経新聞出版・1300円+税)


 ■県民を不幸と悲惨の道に

 著者の仲新城誠氏は沖縄県民にこう語りかけている。

 「メディアより先に県民が変わるべきだろう。メディアとは民衆の潮流に乗るものだからだ」

 沖縄の2大紙『琉球新報』と『沖縄タイムス』はスジ金入りの左翼勢力と言ってよい。彼らの報道の偏向ぶりと翁長雄志知事の言動を見るとき、私は、言論の自由も許さず歴史の捏造(ねつぞう)もやめないあの中国共産党を連想する。

 中国共産党は捏造した歴史を中国国内だけでなく米国にも国連のユネスコにも拡大し、日本を貶(おとし)める。日本側がどれだけ事実関係の間違いを指摘しても、彼らは意に介さない。沖縄2大紙にも翁長氏にも、中国共産党と同質の反日思想を感じとる。

 仲新城氏は丁寧な取材によって沖縄の言論空間の歪みを生々しく描いた。氏が「脚本と演出・沖縄メディア、主演・翁長知事」と表現する反基地運動の狙いは、辺野古移設阻止にとどまらない。極端な親中路線の下での沖縄の非武装化と独立論だというのだ。

 だが、ジャーナリズムの基本を逸脱した沖縄メディアの厚い「偏向の壁」を打ち砕くかのように、中山義隆石垣市長らは翁長氏らを公然と批判する。沖縄の若い世代は黙ってはいないのだ。

 「沖縄の11市の中で翁長支持は名護と那覇市長の2人だけ、残りは全員辺野古埋め立てを承認した仲井眞弘多前知事の支持です」

 翁長氏は、国連人権理事会まで出かけ、沖縄人は日本国政府に虐げられている旨訴えた。26歳の名護市民、我那覇真子氏も同じ人権理事会で知事の主張を真っ向から否定し、中国の深刻な挑戦にこそ、目を向けよと強調した。中国の脅威も報じないことに対して、氏は「(2紙を)正す県民・国民の会」を結成、彼らの報道が県民を不幸と悲惨の道に追いやると断じた。

 仲新城氏が呼びかけたように県民は変わりつつある。基地返還を加速する政府の姿勢も変化を後押しする。沖縄2大紙はこの県民意識の変化についていけるか、それとも読者を失うか。私はむしろ、その点に関心がある。(産経新聞出版・1300円+税)
.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015.12.05

地球温暖化より海洋浄化を急げ・・・救世の卓見

海洋汚染の恐ろしさを説く識者は未だ多くない。以下は全て渡部亮次郎氏から配信されたメルマガからの転載である。


地球温暖化より海洋浄化を急げ
━━━━━━━━━━━━━━


        Andy Chang

11月30日に2020年以降の地球温暖化対策を話し合う「国連気候変
動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)」がパリで開催された。議
長国フランスやドイツ、中国、ロシアなどが「拘束力のある合意」
を呼びかけたが、オバマは拘束力に言及しなかった。議長国フラン
スのオランド大統領は「テロと温暖化の戦いは分けることはできな
い」と述べた。

今日(12月3日)の最新ユースでは、木曜日12月3日の朝にCOP21
の合意文の修正原稿が提出されたと言う。温暖化対策の最終合意が
はたして拘束力のあるかどうかは未定である。

もともと地球温暖化については疑問も多い。人類の活動が温暖化に
一役買っていることは間違いないがそれだけではない。人類の生活
活動で排出する炭酸ガスが温暖化の主因であると言われているがこ
れには疑問もある。地球温暖化と寒冷化は地球の歴史で何回もあっ
た。地球の温暖化で北極や南極の氷が融けて海面が上昇し、陸地が
水没すると言われているが、太陽の活動周期をもとにした別の研究
では15年後に地球はミニ氷河期を迎えると言う。

大気中の炭酸ガスが温暖化の原因とされているが、地史の研究では
石炭紀、白亜紀などの期間に大気中炭酸ガスの含量が現在よりはる
かに高かった時代が何度もあった。つまり地球温暖化についての論
争は結論がついていないのである。

諸国が一致して温暖化対策を取ることに異論はない。しかし私は温
暖化対策よりもはるかに差し迫った問題は海洋汚染の浄化対策であ
ると考えている。

海洋汚染は人類を含むすべての生物に不可逆的影響を与え、汚染の
ために絶滅する生物もある。土壌汚染と海洋汚染は100%人類が齎
したものであり、地球温暖化よりはるかに切羽詰まった問題である。
地球汚染は人類が犯した罪であり、人類だけでなく生物全体の危機
となる。早急に対策を取らなければ地球汚染は増え続ける。

●人間がゴミを生み、ゴミを捨てる

地球上の生物で環境汚染を招くゴミを生産し、ゴミを捨てるのは人
類だけである。国によってはゴミの処理に熱心で、汚染を軽減する
努力を取っているが、中国のように人々がゴミを捨てても平気な国
もある。中国人の旅行者がタバコの吸い殻ポイ捨て、ペットボトル
やちり紙を捨て、部屋の中でも絨毯でも所かまわず痰を吐くなどの
報道で地元の住民が嫌がるが、中国国内ではもっとひどいと言われ
ている。

各国の河川に漂うゴミが問題化しているが、河川のゴミはいずれ海
に流される。世界各地の海岸に漂着するゴミが問題化しているが、
陸地に漂着しないゴミは永久に海洋に留まる。

よく知られたように海流は陸地沿岸をめぐってゴミを運んでいくが、
これらのゴミは海流によって太平洋のど真ん中に集中して漂い、直
径数百キロのゴミの塊が太平洋に浮かんでいるのである。この厖大
な量のゴミを早急に掬い上げなければゴミが海を汚染し続けるのは
間違いない。

ペットボトル、プラスチック、発泡スチロール、漁具や漁網などが
太平洋のど真ん中に漂っているのだ。これらのゴミはだんだんと細
かく粉砕されたり、環境ホルモンが日差しや波で水中に溶け出して
土壌や海水を汚染したりする。また、細かく粉砕されたプラスチッ
クは魚が食べる。ロスアンジェルスタイムスが報道した研究では、
鰯やアンチョビーなど小さな魚の腸を調べたら、細かいプラスチッ
クがたくさん入っていたと言う。この小魚を大きな魚や人間が食べ
る。人間は大きな魚の腸を捨てて食べないが、アンチョビーの腸に
含まれたプラスチックやゴミ、金属類などはそのまま魚と一緒に処
理され、これを人間が食べる。小魚を食べたマグロの刺身を人間が
喜んで食べる。ヒトを食べる動物は(吉田茂は特別)いないから、
小魚から大型の魚まで食べて最終的に汚染されるのは人間である。

●化学薬品の垂れ流し

ゴミよりもっと直接な汚染は化学薬品の垂れ流しである。各国の政
府がいくら取り締まっても大小の工場が出す廃棄薬品の垂れ流しを
止めることが出来ない。

天津市で大きな爆発があったことはいろいろ報道されたが、爆発の
あと渤海湾で大量の魚が死んで浮かんでいたことが報道されている。
爆発の処理で消防隊が放水した水が海に流れ、どんな化学薬品が含
まれていたのかは不明だが、大量に死亡した魚は海に浮かび、これ
を他の魚が食べる、その魚を人間が捕って食べる。

垂れ流しの化学薬品だけではない。東日本大地震で起きた福島の原
発事故で海洋に流された放射性物質は今後数百年も太平洋をめぐり、
動植物に影響を与えるのである。

地球温暖化の影響と海洋汚染を比べれば、海洋汚染の方が生物に与
える被害がはるかに早く、しかも長い。海洋汚染は世界諸国が同時
にゴミ処理や汚染物質の垂れ流しを中止する全体的計画が必要で、
国連や諸国の合作が必要である。公徳心の無い中国や発展地上国の
汚染に対する人々の教育と取り締まりを急ぐべきである。

数年前に私がアジア平和連盟(PASEA)の提案をしたことがあったが、
太平洋の海洋浄化はアジアの諸国が合作すべき問題で、温暖化より
はるかに切迫した問題である。

安倍首相が率先提案し、APEC諸国が数隻ずつ船を出しあって太平洋
のど真ん中に浮かぶ大量のゴミを掬い取って処分すれば、オバマが
レガシー作りで炭酸ガス削減を叫ぶよりもはるかに有益である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年11月 | トップページ | 2016年1月 »