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2017.06.25

お邪魔虫共産党

お邪魔虫共産党
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    渡部 亮次郎

中国では幹部でも汚職がばれれば死刑になる。それでも幹部の汚職が引き
もきらない。いくら共産主義に共鳴しても、私欲とは人間の本能に等しい
ものだからである。

こうした目で中国を見ていれば、共産党が政権を掌握している限り人権尊
重や政治の民主化なぞは絶対実現しないと思うのが普通だが、経済の改革
開放が進むのに比例して民主化が進むはずだと考える人々がいる。特にア
メリカの人たちに多い。

中国が何故、共産革命に成功したか。それは国家権力を手中にしようとし
た毛沢東の策謀が成功したからである。国家の形態は何でも良かったが、
とりあえず貧民が国民の大多数だったので、「金持ちの財産を分捕り、皆
で平等に分配しよう」と言う呼びかけに合致したのが共産主義だった。

共産主義政府の樹立が毛沢東の望みではなかった。真意は権力の奪取だっ
た。日中戦争の終結で、日本軍の放棄して行った近代兵器を手中にして蒋
介石と国内戦争を続けた結果、蒋介石は台湾に逃亡した。毛沢東は昭和
24(1949)年10月1日、中華人民共和国建国を宣言した。

人民も共和も中国語には無い。日本語だ。畏友加瀬英明氏の説明だと、中
国語には人民とか共和と言う概念が無いのだそうだ。北朝鮮はそれに民主
主義が加わって嘘が深化している。

権力は掌握したが、人民への約束を果たす手段が無い。とりあえず人民公
社と大躍進政策が当時のソ連をモデルに実施されたが、農民は生産意欲の
低下とサボタージュで抵抗。

結果として食糧不足に陥って各地で飢饉が発生。餓死者は1500万人から
4000万人と推定されている(「岩波現代中国事典」P696)。

毛沢東の死(1976年)後2年、失脚から3度目の復活を遂げていたトウ小平が
経済の開放改革を断行。開放とは日本など外国資本の流入を認め、改革と
は資本主義制度への転換を意味した。

4つの近代化を掲げたのだ。工業、農業、国防、科学技術の近代化であ
る。今のところ実現に近付いているのは軍事の近代化である。

トウ小平は政治の近代化だけは断乎として拒否した。肥大化した経済が政
治(共産政府)を圧倒する危険を回避したのである。だから第2天安門事件
には反革命の匂いを嗅ぎ、断乎、弾圧した。

しかし発展する資本主義にとって共産党政府による様々な統制は邪魔以外
の何物でも無い。工場用地の確保一つとってみても、土地すべての国有は
障害でしかないが、自由にならない以上、共産党幹部を「買収」する以外
に方法が無い。

したがって多発する共産党幹部による汚職事件はいわば構造的なことで
あって、客観的にみれば「事件」ではなく「日常茶飯事」に過ぎない。

しかも冒頭に述べたように「私欲」は本能のようなものだ。所有を否定す
るのが共産主義の思想でも「本能」には勝てっこない。つまり共産主義体
制化で経済だけを改革開放すれば汚職簸自動的に起きるし、共産党幹部に
すれば、現状を変更するメリットは全く無いわけだ。

汚職は時たましか発覚しない。摘発で死刑になるのは不運な奴で政府の知
るところではないのだ。かくて中華人民共和国政府は汚職にデンと腰を下
ろした政権。民主化を抑え、人権無視の批判など絶対耳に留めない。耳が
左右に付いているのは右から聞いたら左から逃す為にあるのだ。2010・12・5


  
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話 の 耳 袋
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 ◎安倍内閣はこの局面を切り抜けて貰いたい:前田正晶

森友学園騒動に続いて加計文書問題と、極言すればフェイクニュースの連
続のような野党攻勢が続いたかと思えば、今度は豊田真由子議員の罵詈雑
言事件が発生した。私は「安倍総理もあれやこれやで大変でしょう」と
思って、このおかしな難局であるかのような状態を眺めている。一部の反
安倍内閣のマスメディアが言うような「安部一強の驕りや気の緩み」もあ
るのかとすら思わせられている。

文在寅大統領:

それだけではない。「矢張りか」と思わずにはいられなかった韓国の文在
寅大統領の反日・親北の姿勢が明らかになってきた。かの大統領はロイ
ター通信のインタービューに「日本は謝り方が足りない」などと不可逆的
合意を覆したい意向を真っ向から表明したかと思えば、DPRKとの冬のオリ
ンピック共催を言い出したのだった。驚きのようでもあるが、あの大統領
が掲げる政策から見れば奇矯でも何でもないだろう。

私はオリンピック共催問題はIOCの判断に任せておけば良いかと思ってい
れば、何とバッハ会長は「喜んで議論」と言い出したとか。Missile
の脅威がないヨーロッパだからこそ言えるのだろうか。会長様はDPRKに対
する制裁などには関心も配慮もない模様だ。

正当な主張をすべきだ:

私はそんなことよりも、文在寅大統領の反日の姿勢に対しては、「断固と
してその誤りと不可逆的合意を覆すようなことが国際的な視野から見ても
許されず、我が国は絶対に認めないし交渉に応ずることなど数
100%もあり得ない」と正々堂々と普通に申し入れることが肝腎だと指摘
したい。

黙って放置すれば「我が国が認めて再交渉に応じる」との意図を表明した
のと同じになってしまう。官房長官の記者会見における談話などで済ませ
てはならない。これまででも韓国や中国政府は我が国の中での案件につい
ても、何かと言えば内政干渉をしてきたではないか。外務省か内閣かは知
らないが、「論争と対立を恐れず、主張すべき個とは即刻申し入れるべ
き」だ。

USTR:

次はアメリカの通商代表部だ。「何が何でも関税を引き下げさせて牛肉と
農産物を買え」と迫っていくと、ライトハイザー代表が表明したようだ。
トランプ大統領のご意向を帯して言っているのだろうが、アメリカの対日
貿易赤字は我が国の責任ではないことが未だにお解りではない模様だ。

ここでも、歴史的経過を説いて聞かせ理解させて、如何に理不尽であるか
を納得するならば、交渉に応じようかくらいは言っておくべきだ。私は経
験からも何度も指摘してきたことだが、彼らの交渉には「中間を取って折
り合おう」とか「最初から妥協を考えて落としどころを探りにくる」よう
なことはあり得ないし、交渉団が与えられた課題通りに決着させること以
外は許されていないのだ。

彼らに対して「折角遠路はるばる来たのだから」や「何かお土産でも持た
せなければ」という類いの配慮は不要だ。ましてや「何とか顔を立てて差
し上げねば」などと考える必要などない。彼らには確かに"face
saving"という表現はあるが、それは「考える必要はない」の裏返しのよ
うな言葉だ。

この辺りは我が国との文化の如何ともしがたい違いであると認識してかか
るべきだ。仮に、農水省が撥ね付けても、簡単に引き下がれないような使
命を担ってきているのだから、執拗に迫ってくるだろう。ここではいっそ
の事甘利元大臣にでも再登場願って、TPP交渉で鍛えられた交渉術を発揮
して貰えばどうだろう。でも、対象に「米」が入っていないのは何故だろ
う?農産物の中に含まれているのか?


 ◎米大統領娘婿クシュナー氏、イスラエル・パレスチナ首脳と会談

[エルサレム 21日 ロイター] - トランプ米大統領の娘婿であるジャ
レッド・クシュナー大統領上級顧問は21日、イスラエルおよびパレスチナ
の首脳と会談した。クシュナー氏は21日午前にイスラエルに到着し、滞在
時間はわずか20時間を予定。

テレビの映像では、クシュナー氏はイスラエルのネタニヤフ首相と握手。
ネタニヤフ首相は「これは安全、繁栄、平和という共通の目標の追求に向
けた良い機会だ」としたうえで、「共通の目標の達成に向けて(クシュ
ナー氏と)協力することを楽しみにしている」と述べた。

クシュナー氏は記者会見を行っていない。

ホワイトハウスが発表した声明は、両氏が「和平の実現には時間がかかる
こと、和平につながる環境づくりのためにできることをすべて行うことが
重要だということを確認した」としている。

またクシュナー氏はヨルダン川西岸のラマラに赴き、パレスチナ自治政府
のアッバス議長と2時間にわたり会談した。

アッバス議長の報道官は、対立の主因となっている全ての問題ついて話し
合ったと明らかにした。

複数の米政府高官は今回の訪問について、和平プロセスで新たな局面を切
り開くというよりも、対話を維持する努力の一環であるとの認識を示して
いる。

写真-  6月21日、トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュ
ナー大統領上級顧問は、イスラエルおよびパレスチナの首脳と会談した。
クシュナー氏は21日午前にイスラエルに到着し、滞在時間はわずか20時
間を予定。写真はウェストバンクで撮影。提供写真(2017年 ロイター)
http://jp.reuters.com/article/israel-palestinians-usa-talks-idJPKBN19D0IE
【ロイター】2017年 06月 22日 15:30 JST 〔情報収録 - 坂元 誠〕

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